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楢山節考

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深沢七郎著、楢山節考を読んだ。

いわゆる姥捨てのはなし。

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貧しい里山にすむおりんは69歳。
村の掟により、70歳になれば「楢山参り」にいかねばならぬ。

-塩屋のおとりさん運がよい 山へ行く日にゃ雪が降る-

「楢山参り」の日に雪が降ると運がいいとされ、おりんもその日に雪が降ることを夢見ていた。


いよいよ楢山参りの日。

山頂に向かって上るにつれ増えていくからすの群。不気味な山を登っていくと…木にもたれかかるように息絶える白骨死体。山頂近くでは無数の死体の山が折り重なる。腐肉をついばむからす達…

山頂に着くと息子の辰平はおりんを背中からおろし、山を降りようとする。
村の掟により、おりんと口をきくことはおろか、振り向くこともできない。
辰平は振り向くこともなく山を降りていく。

少し山を降りたとき、気が付くと雪が舞っていた。

辰平は掟を破り、おりんのもとへ駆け戻る。「おっ母あ、雪が降ってきたよう! 運がいいなあ、山へ行く日に」
というと、全身に薄く雪の積もったおりんは白く美しく、ただ黙って頷くのだった…

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映画にもなっているらしいけど、そっちはどうなんでしょう?
小説はほんとうによかったなぁ~

深沢七郎はおりんを「釈迦とキリストの象徴」として書いたらしいけど、どういうことなんだろうな。
わからないな。

とにかくいい話でした。



by dogezashiro | 2009-03-01 02:53 | 雑記